私がよく聞かれる質問 私が社長になりたかった理由 についてお話していきます!
今回の記事は「なるほど〜!」と思っていただいたり、今落ち込んでいることのある方の勇気づけになったりできたら良いなと思います。
この話は本当にあった実話です。
ちょっと変わった話で、今元気になりたい方は特に最後まで読んでいただけたらと思います。
私20歳、学生時代の衝撃
私は群馬県の田舎出身で、当時、服作りが好きで本当は東京に出たかったのですが20歳を過ぎるまでは実家から出してもらえず栃木県の足利デザインビューティ・専門学校に通っていました。
専門学校の卒業制作という最後の大イベントがありました。
この卒業制作ではファッションデザイン科のクラスでいくつかのグループになり、グループ内で 社長・デザイナー・パタンナー・管理職 など役職を決めて仮想の会社とブランド、商品を作り、実際にファッションショーや商品販売をするというイベントでした。
ここで私はたまたま社長になりました。
社長になったからには会社のことをいつも考えていて、卒業制作を成功させてみんなで良い気持ちで卒業したいと考えていました。
しかしこのイベントで、衝撃の出来事が起きてしまいました。
世の中は甘くない
その専門学校生活の丸々二年間と卒業後の社会人生活一年いかないくらいの約三年間交際していた男性が同じクラスにいました。
卒業制作の時もクラスメイトや先生も公認のカップルといった形で、卒業後はお互い東京に上京することが決まっていて、同棲が決まっていたので相手の親御さんは福島県から群馬県までわざわざ挨拶に来てくれるほどだったのですっかり安心していました。
ところが、ある日、学校から実家へ帰る途中で忘れ物を思い出し、当時の交際者の家のドアを開けたら
なんと
卒業制作で 別のグループの女社長が布団の上にいました!!
何で二人きりで布団の上にいるのかビックリしたのですが、二人は同じグループでそのことを話していたと言ったので、すっかりそれを信用してしまいました。
当時20歳の私は、浮気を疑うような心を持っていませんでした・・・(良いのか悪いのか)
その後、数日間はとくに何もなかったように過ごしていたのですが
突然、私の仲の良い友人数名に呼び出されて、当時の交際者と別のグループの女社長が浮気をしているという事実を聞きました。
その日のうちに、私たちが付き合っている事実を知っていることの確認と「そういうことは辞めてほしい」と伝えたえて「わかった」と女社長は認めたのですが、その後女社長は交際者の家に泊まり、Tシャツを借りて学校に通学するほどのつわものでした・・・汗
当日の私は本当に未熟で、どうして良いかわからず、このことで卒業制作の会社のチームの団結力が欠ける形になってしまいました。本当に会社のメンバーには迷惑をかけたと思っています。
卒業制作のイベントは終わり、みんなが卒業できることも決まったのですが
会社としては全く上手くいったとは言えず、なんとも煮えきれない感情のまま卒業することになってしまいました。
新卒で入社後
その後、私は新卒で(株)サンエー・ビー・ディのJILL by JILLSTUART 新宿ルミネエスト勤務になり、東京に上京して一年間だけその浮気をした交際者と同棲することになりました。
彼は必死に謝ってくれたのですが、その間にも浮気をした女社長から突然「今、弱っているの・・・」とLINEの通知が画面に出てきたりと驚くべき出来事があったので、同棲後一年立たずで別れて私は出て行って一人暮らしを始めました。
この出来事は、社長としての責任感の弱さ、社長の仕事内容の理解、自分の感情をコントロールできない弱さ、プライベートと仕事の両立の工夫をしなかったことが主な原因で起きたことです。
嫌なことは忘れようと思って、新卒で入った会社で全力で働き (入社して3ヶ月でブランド内売り上げ1位)、同期の友達と全力で遊びました。
だけど同棲していた時からある同じ夢を見るようになります。
繰り返し同じ夢を見る
昼間は嫌だったことなんて何ひとつ覚えていないくらい目の前のことを全力で楽しんでいたのですが、夜眠りにつくと毎日奇妙な夢を見るようになります。
それは私がクリスチャン・ルブタンのヒールを履いていて、浮気をした女社長の顔をしたトランポリンの上で、ぴょんぴょん跳ねている夢です。
本当に奇妙な夢で、何度も何度も見るので、夢の中でも「またこれは夢だな」と分かるほどでした。
ファッションデザインの学校で入学してすぐの時にブランドを学ぶ授業があり、その授業でクリスチャン・ルブタンが凄いというイメージと、中学生時代は器械体操部だったので、その過去の記憶が勝手に合わさってしまったのでしょう・・・
だから昼間にどんなに楽しく過ごしても、あの時の出来事を忘れることができませんでした。
それから「なぜ、あの出来事が起きてしまったのだろう?」「本当に会社のメンバーには迷惑をかけたな」「どうしたら私はこの心残りを忘れられる?」とずっと考えていました。
社長になる決意
出た答えは、本当に社長になって、心豊かな暮らしをできる人を増やす活動をしようと思いました。
そして人を雇うことができるようになって、あの時に迷惑をかけたメンバーがもしも仕事に困った時にいつでも受け入れられるような会社を作ろう。(勝手に思っているだけで大変おこがましいので、こんなことはメンバーに伝えていません!)
困っている人がいたら相談に乗れるくらいの人間になりたいな、と思いました。
これができたら私はあの煮えきれない気持ちを忘れられると思いました。
この答えが出てからは、あの奇妙な夢はパタリと見なくなり、会社設立に向けて準備を始めました。
そう、私が社長になりたいと思った理由は “20歳の時、交際者に浮気された” ことがきっかけでした。
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